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2024/07/26

蓄電池の選択と経済性:太陽光発電システムを活用した家庭のエネルギー効率化ガイド

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こんにちは!太陽光発電を検討中の皆さん、またはすでに導入している皆さん、今回は「蓄電池のコスト」について詳しくお話しします。

蓄電池の導入を考えるとき、そのコストが大きな悩みの種となることは間違いありません。

この記事では、蓄電池の種類や経済効果、賢い選び方について具体的に解説し、読者の疑問や悩みを解決します。

最後まで読むことで、蓄電池のコストに関する知識が深まり、最適な選択ができるようになるでしょう。太陽光発電を最大限に活用したいと考えているご家庭は、ぜひ最後まで読んでみてください!

目次

  1. 蓄電池の経済効果
  2. 電池の種類について
  3. 蓄電池の賢い選び方は?
  4. 蓄電池の蓄電容量について
  5. まとめ

蓄電池の経済効果

蓄電池を導入することで、どのような経済効果が期待できるのでしょうか?具体的に見ていきましょう。

安い深夜電力の利用

深夜電力は、一般的に昼間に比べて安価に提供されています。電力会社によっては、夜間の電力料金が昼間の半額以下になることもあります。

例えば、中部電力の「スマートライフプラン」では、昼間の電力料金が38.8円/kWhに対し、夜間は16.52円/kWhと非常に安価です。

これを利用することで、蓄電池に安価な電力を貯め、昼間の高い電力を避けることができます。具体的には、夜間に蓄電池を満充電し、昼間の電力需要が高い時間帯に蓄電池から電力を供給することで、電力料金を大幅に削減することができます。

なぜ深夜電力は安いのか

深夜電力が安い理由は、需要と供給のバランスにあります。

昼間は家庭や企業での電力使用がピークに達するため、電力供給が逼迫しますが、夜間はその需要が大幅に減少します。

このため、電力会社は需要の少ない時間帯に電力を安く提供することで、供給のバランスを取っています。

さらに、発電所は常に一定の出力を維持する必要があるため、夜間でも発電を続ける必要があります。この余剰電力を無駄にしないためにも、深夜電力は安く設定されているのです。

太陽光発電の余剰電力を充電する

太陽光発電を行っている家庭では、昼間の余剰電力を蓄電池に充電することが可能です。

例えば、家庭用の太陽光発電システムで日中に10kWhの電力を発電し、うち5kWhを使用し、残りの5kWhが余剰電力として発生した場合、この余剰電力を蓄電池に充電することができます。これにより、余剰電力を無駄にすることなく、夜間や天気の悪い日でも蓄電池に蓄えた電力を利用することができます。

具体的には、天気が悪くて太陽光発電が十分でない日でも、蓄電池から必要な電力を供給できるため、安定した電力供給が可能になります。

これにより、電力購入量を減らし、電気料金の削減が期待できます。

停電時のバックアップ電源

蓄電池は停電時のバックアップ電源としても役立ちます。

特に自然災害が頻発する地域では、停電が発生した際に電力供給が途絶えると生活に大きな支障が出るため、蓄電池があることで安心感が得られます。

停電時には蓄電池に蓄えた電力を使って、照明や冷蔵庫などの基本的な電力需要を賄うことができます。これにより、非常時の備えとしても経済的価値が高まります。

環境負荷の低減

蓄電池を活用することで、再生可能エネルギーの利用を最大化でき、環境負荷の低減にも寄与します。

太陽光発電の余剰電力を蓄電池に蓄えることで、化石燃料に依存する電力消費を減らし、CO2排出量を削減することができます。環境に優しいエネルギー利用を促進することで、社会的な評価や企業イメージの向上にもつながります。

電力の自給自足

蓄電池を導入することで、電力の自給自足が可能になります。

特に太陽光発電と組み合わせることで、自家発電した電力を効率的に蓄え、必要なときに使用することができます。

これにより、電力会社からの電力購入量を大幅に減らすことができ、電気料金の節約が期待できます。また、電力の自給自足が進むことで、電力供給の安定性や電力価格の変動リスクにも対処できるようになります。

以上のように、蓄電池の導入には多くの経済的なメリットがあり、長期的なコスト削減やエネルギーの有効利用に大いに役立ちます。家庭や企業での蓄電池の導入を検討する際には、これらの経済効果を十分に考慮することが重要です。

電池の種類について

蓄電池にはいくつかの種類があり、それぞれ特性やコストが異なります。ここでは主要な蓄電池の種類について説明します。

鉛蓄電池について

鉛蓄電池は、最も歴史が長く、信頼性の高い蓄電池の一つです。主に自動車のバッテリーとして広く使用されてきました。

鉛蓄電池はコストが比較的安価であるため、初期投資を抑えたい方に適しています。

例えば、10kWhの鉛蓄電池システムは約20万円程度で導入可能です。しかし、その反面、寿命が短く、通常は3~5年程度の寿命しかありません。また、鉛蓄電池は定期的なメンテナンスが必要であり、電解液の補充や容量のチェックなどが必要です。さらに、鉛蓄電池はエネルギー密度が低いため、大容量の電力を蓄えるためには大きなスペースが必要となります。

リチウムイオン電池について

リチウムイオン電池は、最近の主流となっている蓄電池です。

スマートフォンやノートパソコンなどのモバイルデバイスから電気自動車まで、幅広い用途で使用されています。

リチウムイオン電池の特徴は、高エネルギー密度と長寿命です。

例えば、10kWhのリチウムイオン電池システムは約80万円程度と高価ですが、寿命は10年以上と長いため、長期的に見てコストパフォーマンスが高いです。また、リチウムイオン電池はメンテナンスの手間も少ないため、一度設置すればほぼ手間がかかりません。さらに、充電効率が高く、エネルギーのロスが少ない点も魅力です。

ニッケル水素電池について

ニッケル水素電池は、リチウムイオン電池と鉛蓄電池の中間的な性能を持つ蓄電池です。

ニッケル水素電池は、リチウムイオン電池よりも安価で、鉛蓄電池よりも長寿命です。

例えば、10kWhのニッケル水素電池システムは約50万円程度で導入可能で、寿命は7~10年程度です。ただし、エネルギー密度はリチウムイオン電池に劣るため、同じ容量の電力を蓄えるためにはリチウムイオン電池よりも大きなスペースが必要です。

また、充放電サイクルの効率もリチウムイオン電池ほど高くはありません。

NAS電池について

NAS電池(ナトリウム硫黄電池)は、大規模なエネルギー貯蔵に適しています。

この電池は高エネルギー密度と長寿命が特徴で、発電所や大規模なエネルギー貯蔵システムでの使用が一般的です。

例えば、NAS電池は10年以上の寿命を持ち、非常に大きなエネルギー容量を持つことができます。

しかし、一般家庭向けとしてはコストが非常に高く、1kWhあたりのコストがリチウムイオン電池の2倍以上になることもあります。また、NAS電池は高温で動作するため、特殊な設置環境が必要となり、家庭での導入には適していません。

それぞれの蓄電池の特性とコストを理解し、自分のニーズに最適な蓄電池を選ぶことが重要です。例えば、初期コストを抑えたい場合は鉛蓄電池、長期的なコストパフォーマンスを重視する場合はリチウムイオン電池が適しているかもしれません。

また、大規模なエネルギー貯蔵を必要とする場合はNAS電池が適しています。

蓄電池の賢い選び方は?

蓄電池を選ぶ際には、使用目的や家庭のエネルギー需要に応じた賢い選び方が重要です。

ここでは、蓄電池のタイプごとにその特性や適した用途について詳しく説明します。

特定負荷型について

特定負荷型蓄電池は、特定の電力需要に対してのみ電力を供給するタイプです。

例えば、災害時の非常用電源として、冷蔵庫や照明、医療機器などの重要な家電製品に電力を供給する場合に適しています。

このタイプの蓄電池は、家庭全体の電力需要をカバーする必要がないため、容量が小さくても対応できます。

コストも比較的低めで、10kWhの特定負荷型蓄電池システムは約50万円程度で導入可能です。設置も比較的簡単で、特定の回路に接続するだけで利用できます。非常時の備えとして導入する家庭が増えており、安心感を得ることができます。

全負荷型について

全負荷型蓄電池は、家庭全体の電力需要に対応できるタイプです。

停電時でも通常の生活を維持するために、全ての電力供給をカバーすることができます。このタイプの蓄電池は、大容量であるため、初期コストは高くなります。例えば、20kWhの全負荷型蓄電池システムは約200万円程度です。

しかし、その分、災害時などの非常時にも普段と変わらない生活を送ることができるため、快適さと安心感を提供します。

また、全負荷型蓄電池は、日常的に電力のピークシフトや電力料金の節約にも利用できるため、長期的には経済的なメリットも期待できます。

単機能型蓄電池について

単機能型蓄電池は、蓄電と放電のみを行うシンプルなタイプです。価格が安価で、導入しやすいのが特徴です。

例えば、10kWhの単機能型蓄電池システムは約40万円程度で購入できます。このタイプの蓄電池は、特別な機能を持たず、基本的なエネルギー貯蔵と供給に特化しています。

そのため、初期投資を抑えたい方や、特定の用途に限定して蓄電池を使用したい方に適しています。また、操作や管理が簡単で、特別な知識がなくても扱いやすい点もメリットです。

ハイブリッド型蓄電池について

ハイブリッド型蓄電池は、蓄電と放電に加えて、太陽光発電システムとの連携機能を持つタイプです。これにより、効率的なエネルギー管理が可能になります。

例えば、太陽光発電で発電した電力を一旦蓄電池に蓄え、必要なときに電力を供給することで、自家消費率を高めることができます。初期コストは高めで、20kWhのハイブリッド型蓄電池システムは約250万円程度です。

しかし、長期的に見れば、電力購入量の削減や売電収入の増加などで運用コストが抑えられる場合があります。

また、ハイブリッド型蓄電池は、スマートフォンやパソコンからの遠隔操作が可能なものもあり、利便性が高いです。エネルギー管理を効率化し、環境にも優しい選択肢として注目されています。

それぞれの蓄電池には特性やコストが異なるため、自分のライフスタイルや家庭のエネルギー需要に最適なものを選ぶことが重要です。特定負荷型は非常用として、全負荷型は生活全体の安定性を重視する家庭に、単機能型はシンプルで手軽に導入したい方に、ハイブリッド型は効率的なエネルギー管理を目指す方にそれぞれ適しています。しっかりと比較検討し、自分に合った蓄電池を選びましょう。

蓄電池の蓄電容量について

蓄電池

蓄電池の蓄電容量は、家庭のエネルギー需要に合わせて選ぶことが重要です。

一般的に、蓄電容量が大きいほど初期コストも高くなりますが、長期的なエネルギー自給率の向上が期待できます。ここでは、蓄電容量の選び方について詳しく説明します。

家庭のエネルギー需要は、家族の人数や生活スタイル、家電製品の使用状況によって異なります。

例えば、平均的な家庭では1日に約10~20kWhの電力を消費します。

したがって、一般的な家庭向けの蓄電池の蓄電容量は、10~20kWh程度が適しています。これにより、停電時や夜間の電力需要をカバーすることができます。

蓄電容量が大きい蓄電池は、初期コストが高くなる傾向があります。

例えば、10kWhのリチウムイオン電池システムは約80万円程度、20kWhのシステムは約150万円程度です。

しかし、蓄電容量が大きいほど、太陽光発電の余剰電力をより多く貯蔵できるため、エネルギー自給率が向上し、電力購入量を削減できます。これにより、長期的なエネルギーコストの削減が期待できます。

また、蓄電池の蓄電容量を選ぶ際には、非常時の電力供給も考慮する必要があります。例えば、災害時に数日間の電力供給を確保するためには、通常の2~3倍の蓄電容量が必要となることがあります。このため、非常時の備えとして蓄電容量を大きめに設定することも一つの選択肢です。

まとめ

この記事を通して、蓄電池のコストや種類、選び方についての理解が深まったことでしょう。

蓄電池の導入は、太陽光発電の効率を最大限に活用し、エネルギーコストの削減や環境保護に貢献する重要なステップです。

蓄電池の選択には、家庭のエネルギー需要や使用目的に応じた慎重な検討が必要です。

リチウムイオン電池の高いパフォーマンス、鉛蓄電池の手頃なコスト、ニッケル水素電池のバランス、そしてNAS電池の大規模対応など、それぞれの特徴を理解し、自分のライフスタイルに最適な蓄電池を選びましょう。

太陽光発電を既に導入しているご家庭、これから導入を検討しているご家庭の皆様にとって、蓄電池はエネルギーの自給自足を実現し、経済的なメリットを享受するための強力なパートナーです。将来のエネルギーコストを削減し、環境に優しい生活を送りたいと考えている方々は、ぜひ蓄電池の導入を検討してみてください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。この記事が皆様のエネルギーライフの改善に役立つことを願っています。太陽光発電と蓄電池の力を活用して、より快適で持続可能な未来を築いていきましょう。興味を持たれた方は、お気軽にお問い合わせください。専門のスタッフが皆様の疑問にお答えし、最適なソリューションをご提案いたします。

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